バディウォーク東京2022for all

3月19日はお天気にも恵まれ第10回バディウォーク東京が開催されました。

今年も代々木公園でコロナウイルス感染対策を徹底しながらの開催でしたが、昨年と異なり生配信があったので会場に来られない方もオンラインで参加することができました。

昨年からアクセプションズは協力団体としてバディウォークに参加しています。

今回は、参加したメンバーそれぞれの視点でレポートします。

  1. あなたの心の花はなんですか?
  2. 7つの円でつくるキーホルダー
  3. お花のオブジェは大人気のフォトスポットでした
  4. 華ある販売担当
  5. ステキなヘラルボニーのマスク提供&撮影会
  6. オンライン参加しました
  7. 裏方目線でレポートします
  8. バディウォーク3度目のドラム演奏

1. あなたの心の花はなんですか?

アクセプションズ浅海です。

3月19日、バディウォーク東京が開催され、アクセプションズブース内でフラワーキットを販売させて頂きました。

素晴らしい快晴のもと、今年のバディウォークも参加された方たちの笑顔が溢れて、会場は温かい空気に包まれていました。

 

小さなお子さんのために花冠を作りたいとおっしゃった方がいらしたり、お母様とお嬢様がどのキットにするか相談しながら選んでくださったり、ブースでも素敵な笑顔にたくさん出会えました。事前にキットを作ってくれた実幸さんがお店を手伝ってくれたこと、心之介さんがYouTubeチャンネル「心ちゃんTV」の撮影でお店を訪れてくれたこともとても嬉しかったです。

バディウォーク東京2022for all

今回のキットは、「どなたでも簡単に作れる」をコンセプトに作成しました。工作が苦手だった娘が一緒にアレンジメントをして「できた!」と笑顔を見せてくれた経験を活かしたいという想いがありました。ダウン症があることで、苦手なことや、なかなか上達しないことがこれまでたくさんありましたが、やり方を少し変えることでできるようになることもありました。小さな事ですが、ほんの少しの工夫が合理的配慮につながるのかもしれません。真剣な顔で集中して頑張って、「できた!」と満足感を得ることは自信につながると感じます。

会場でパフォーマンスを披露された方々や、イベントを楽しまれる方々の笑顔を見ていて、これからもその思いをお花で自分なりにお伝えしていきたいというパワーを頂きました。

ブースに立ち寄ってくださった方々、キットをお買い求めくださった方々、本当にありがとうございました。そして、コロナ禍で大変な中イベントを開催されたNPO法人SUPLIFEの皆さま、ブース出店に協力してくれたアクセプションズメンバーの皆さんにも感謝します。ありがとうございました!

Buddy Walk® Tokyo 2022 for all

2. 七つの円でつくるキーホルダー

アクセプションズの舘野です。

 

今回私はブース出店された、「カオ・ブリュームヒェン」さんの、誰でも作れるフラワーアートキットをご購入いただいた方にプレゼントする「7人の円で描く木製キーホルダー」を制作しました。

Buddy Walk® Tokyo 2022 for all

カオ・ブリュームヒェンさんの娘さんや私の息子、アクセプションズメンバーの子供達7人に描いてもらった円をそのまま3Dデータ上で重ねデザインし、それをレーザー加工機を使い6種類の無垢の木材からキーホルダーを制作しました。

 

詳しくはYouTubeを是非ご覧ください。

一つの円では不安定な部分もあるかもしれないけど、他の円と重なることで円の中に新たな模様が生まれ、その円のカタチだからこそ作れるデザインになります。

円をモチーフに模様を作る手法はたくさんあり、和柄で有名な七宝柄をはじめ、今回は世界的にも有名(歴史的には紀元前1000年前からある)「フラワーオブライフ」の円の配列パターンを活かし、7人の円を構成しました。

 

今回はプレゼント企画といたしましたが、7人が描いてくれた円とそこから生まれた新たなカタチ、アイテムがもっと花開くのはこれからだと思っています。

家族で描いた円で作ることもできるし、国境や性別、年齢、ハンデの有無関係なく、どの円とも繋がれると思いますし、その組み合わせでしかできないデザインがあります。 機械で描いた正円では1種しか生まれませんが、個性ある円なら無限です。

きっと彼らの人生も多くの方と関わり繋がることで、無限の未来の可能性が広がると思っています。

今回は小さなキーホルダーですが、「円を描いて縁を繋げる」「誰一人取り残さない社会」

誰にでも描ける円を通して、これからもこの活動を続けていけたらと思っております。

 

文字入れ、他の素材でも作れますし、キーホルダー以外のアイテムにも今後展開予定です。「みんなの円が光り輝くように」彼らの未来がより明るくなるように。

どうぞ、ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください!

3. お花のオブジェは大人気のフォトスポットでした

アクセプションズtamako☆です。

今年のアクセプションズブースは、春らしいお花の手作りキット販売!

ブースの隣には大きなお花のオブジェを飾り、フォトブースも作りました☆

普段は舞台装飾などを専門とする会社にご協力いただいたこちらのオブジェの前では、たくさんの方が記念撮影してくださいました。今年のバディウォークの思い出に、文字通り花を添えられたかな?と思っています☆

4. 華ある販売担当

アクセプションズの瓜生です。いつもは会計担当という地味な裏方ですが、今年のバディウォークでは、アクセプションズのブースでフラワーアレンジメントのキットを販売するという華のある役割を担当しました(^^)

アレンジメントキットは、なんと11種類の豊富なメニューがあり、さらに同じメニューでも一つとして同じキットはないという、まさに多様性をあらわしたもの。買ってくださった方も、どれが好みかゆっくりじっくり選び、買い物を楽しんでいたように感じました。家に帰って自分の手で作る楽しみ、好きな場所に飾って毎日眺める楽しみ、または好きな人へプレゼントする楽しみと、楽しみ方も多様だったのではないかなと思っています。

私も1つ購入し、早速つくって寝室に飾り毎日楽しんでいます。一日の始まりと終わりにふと目に入るとまるで心に花が咲いたようで、心地よく毎日を過ごせています。

5. ステキなヘラルボニーのマスク提供&撮影会

アクセプションズ田邉です。
今回のBuddy WalkⓇTokyo2022 for allでは、これまでマスクやサンダルワークショップイベント等をご一緒させていただいたヘラルボニーさんより、マスクの協賛をしていただきました。アクセプションズとのコラボ企画から誕生した2種類のマスクを会場にいるスタッフや出演者、大人も子どもも、みんなでつけている様子はとても圧巻で感動的でした。
バディウォーク当日はちょうどヘラルボニーさんが渋谷MODIでポップアップショップを展開しているタイミングにあたり、急遽ショップ内にフォトブースを作ってくださり、カメラマンによる撮影会も企画してくださいました。開催2日前の告知だったにもかかわらず多くの方々が参加されて、どの組も笑顔に溢れた撮影会となりました。

娘も参加させていただきましたが、スタッフの方々の優しい声がけに終始笑顔で 普段撮れないような素晴らしい写真を撮っていただきました。

「異彩を放て」の言葉通り 世の中に数々の彩りを放っているヘラルボニーさん。私達アクセプションズも「ダウン症」というスパイスと共に世の中に彩りをふりかけられる存在になりたいと思っています。

6. オンライン参加しました

アクセプションズの高橋です。

我が家は残念なことに一家でコロナ感染してしまい、気持ちは元気なのに現場に行けず当日はオンライン参加+運営のヘルプをさせていただきました。

 

開会のあいさつから参加しているみなさんの楽しそうな様子や舞台で演じるみなさんの生き生きとした感じがオンラインを通しても伝わってきました。

毎年のダンスや歌の盛り上がりはもちろんのこと個人的にはエレナとななちゃんの二人の司会がとてもよかったです。

ダウン症のある人もない人も一緒に作り上げていく。

ともに運営する子供たちを見ていると、次世代を担う子供たちが作る未来は、障害の有無にかかわらずともに育ち創られていく明るい未来になるに違いない、そんな不思議な感覚を持ちました。

 

当日のYouTubeコメントの中には「私たちの地域でもこういう活動をするのにはどうしたらいいですか?」というコメントがありました。リアルだけでは出てこない、地方の方のコメント。これもオンラインの良さですよね。

地域というハードルもオンラインであれば超えていける。

障害があってもなくても、イベントを通して人と人がふれ合える。

司会の二人・次世代を担う子供たちが紡ぐ可能性を、こうして障害や地域、様々な壁を超えてつながって形にしていければ、私たちのまわりの社会はもっともっと良くなっていくのだろうと感じる素敵なイベントだったと思います。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

7. 裏方目線でレポートします!

アクセプションズ岡崎です。

今回の「Buddy Walk® Tokyo 2022 for all」ではYouTube配信を担当しました。

裏方の仕事を視聴者の皆さんは普段あまり意識していないと思いますので、この場を借りて簡単にご紹介します!

 

  • 現場の撮影・音響スタッフからの音声・映像がYouTubeに流れているか監視
  • 問題なければSUPLIFEさんのアカウントから配信
  • 映像・音声に不具合がある場合は撮影・音響スタッフに伝える
  • チャットにて、今何が行われているかの説明などを現場アナウンスの補完対応
  • チャットで寄せられた質問・コメントを司会者に共有
  • (幸い今回はなかったですが)ネガティブコメントへの対応

 

ただ単に配信ボタンを押すだけの役割ではなく、現場と視聴者の皆さんを繋ぐ大事な役割です。なので、様々な場面をシミュレーションして現場に臨むわけですが、やはり現場では想定外のことが沢山起こります。

実際の配信で一番大変だったのは音響だったでしょうか。

現場で観ている方が聴いている音と、数が限られたマイクが拾える音には大きな違いがあるため、出来るだけ配信でも現場と同じバランスで届くように、スタッフさんたちとコミュニケーションしながら何度もリハーサル中に確認・調整しました。

それでも周囲の状況によって本番でまたバランスが変わるので、一筋縄では行かない状況でした。

 

途中機材トラブルで配信が瞬断したときは焦りました。しかしスタッフの皆さんの素早い対応で放送事故も最小限に留めることが出来ました。こういうところがプロの対応力なのかなー、と感心。

 

当日の最大同時視聴数は100名程でしたが、その後公開されているアーカイブ動画の再生回数はどんどん伸びています(1週間後で再生回数2400回を超えていました)。

現在、当日のアーカイブ動画を編集し、より視聴しやすい形での公開の準備を進めております。公開日時は未定ですが、公開を楽しみにお待ちください!

8. バディウォーク3度目のドラム演奏

アクセプションズ鈴木です。

バディウォー東京10周年おめでとうございます!

参加者が、「ダウン症のある子と親」から、ダウン症のある人と共演する人たち、協賛者の方々、小中高、大学生などの若い人たちへ、共に過ごす時間を通して、「インクルーシブの種がまかれる」イベントに進化していると実感し嬉しく思います❣️

 

さて、息子の俊太朗は、2017年の宮下公園で、初めて人前で、習いたてのドラム演奏をさせてもったのをキッカケに♪その後もコツコツ練習してきました♫

2018年バディウォークのテーマソングMIMOさんの「きみはキラキラダイヤモンド」

そして昨年からのテーマソングSUPLIFE美保さんの「ブドウの実」を、いつかバディウォークで演奏したいとドラムの先生にお願いし教えてもらいました。

ドラムは簡単なように見えますが、右手、左手、右足と違う動きをしていて真似しようにもそう簡単にはできません。俊太朗は楽譜練習が難しいので、週1回1時間集中して、先生からワンフレーズずつ教わり頭と体にインプットしていきます。

 

そして、今年も3歳から70歳まで幅広い年齢層の「NPOこどもの城合唱団」が参加してくれました。俊太朗はこのミュージックパーク(ダウン症のある人のクラス)に、3歳から所属しています。本番まで、音程をとるのが難しい仲間たちと一緒に、何回も何回も繰り返し歌のレッスンをしました♪何より嬉しかったのは、今回、「バディウォークに参加したい人いますか?」と合唱団に希望者を募ったところ、100名以上参加があり、一緒に盛り上げてくれたことです!

 

俊太朗は、合唱団と一緒にドラム演奏すると思うと、気合がグッと入ります♫「緊張するなぁ」と俊太朗がつぶやくと、女の子が「私がそばにいるから大丈夫、安心しな」と声をかけてくれます。

素敵な仲間のおかげで、2曲演奏し、最後に「みんな集まれ〜!」とSUPLIFE美保さんの掛け声で、大勢の人が前に出て「ブドウの実」の大合唱♫

3度目のバディウォークでは堂々と楽しくドラム演奏出来ました❣️

 

ブドウの実の歌詞にあるように「知らないを知ることが、ぼくらをつくってく♪きみと僕はもっと美味しくなーれーる♪」

10年目のバディウォーク東京2022forallは、お互いの知らないことを知るイベントになり、今年も大成功でした!!

SUPLIFEのみなさんお疲れ様でした!

そして、アクセプションズの皆さん、それぞれの持てる力を発揮して素晴らしい最高の仲間です!