1月16日(日)【Down’s Innovations Vol.31 当事者との対話】をオンラインにて開催しました

アクセプションズの長谷部です。

 

2022年最初のDown’s Innovations Vol.31「当事者との対話」をオンラインにて開催し、多くの方にご参加いただきました。

 

ダウン症候群のある当事者とのフリートーク(2時間ご本人のペースでたっぷりお話を伺う)という初めての企画で、ゲストの峰尾紗季さんに自身のお仕事について、ご家族について、得意のダンスや、これからの将来についてなど、最後にお父様がご自宅を改装してグループホームを開所されたことなど貴重なお話もシェア頂きました。

 

主催側、私自身の中でも「ダウン症はハンディだと思われますか?」とご本人に聞いてみることなど、失礼はないのかと悩んだり様々な想いがありましたが、参加された皆様からのアンケートや温かいお言葉をいただきとても励みになりました。

 

アンケートから一部を抜粋してご紹介します。

 

  • ダウン症ご本人の話は初めてで新鮮でした。楽しかったです、ありがとうございました。素晴らしかったです。
  • 紗季さんがいつまでも成長したい気持ちで、素敵に大人になられている様子の話や、グループホームの話など、とても明るい未来の見える勉強会でした!
  • 紗季さんやそのご家族の暖かさに触れてとても良かったですし、娘の将来などについても見直すきっかけになりました。
  • まだ娘は2歳ですのでいろんなことが漠然とする中、今回参加させていただき、希望に満ち溢れて来るのを感じました。貴重な時間でした。
  • 面白かったです。ご本人のお話もとても参考になりましたが、お母様のお話(幼少期の叱り方など)に共感する事も多く、とても参考になりました。叱っても、本人が何を叱られているのか理解していなかった事に最近気がつき、それより様々な角度から話して聞かせる事の大切さを実感していました。
  • うちの5歳の娘も将来は紗季さんのようにと、興味深くお話を聞かせていただきましたが、やはり紗季さんのように育つためには親の育て方も大切になるのかなと思いました。まずは、怒りをぶつけず諭すように心がけようと思います。(実際は難しいですが・・・)そして、わが子はわが子なりに成長してくれたらいいなと思います。
  • 親御さんとさきさんとの両者の気持ちを聞くことが出来て、そのような機会はあまりなかったので聞けたことが良かったです。
  • うちの娘は中学1年です。中学生になり3年後の卒業を考えはじめた頃から将来について親として何をしてあげられるか、現実的に考えるようになってきました。娘と重なることもありましたので、将来に向けて参考にさせていただきたいと思います。
  • はじめて参加しましたが、とても貴重なお話を聞けてよかったです。さきさんの会話力、言葉の丁寧さ、とても驚きました。私は大阪に住んでいますが、これからもこのようなイベントを通して、日本のいろいろなダウン症の方にお会いできればと思っています。
  • うちの息子は4月から支援学校へ入学予定です。支援級とも悩みました。息子が産まれてから色んな感情の葛藤ありました。先々の事を考えると不安だらけ。
    今回、かなり年上のダウン症の方とのこのような機会は新鮮だけど正直複雑でも有りました。年上のダウン症の方(有名な方は)凄いなぁって希望になるんですがやっぱり不安はありますね。
    でも、うちの息子も有名にさせたい世界に羽ばたきたいって大きな夢を持って…そういう風に希望を持たせて貰いました。1日1日を大切に過ごして行きたいと思っています。
  • 紗季さんからの言葉が、長谷部さんの心に響いているように、私たちも当事者からまだまだ学ぶことがあるんだろうなぁと感じましたー。

終了後、紗季さんご本人からは「難しいところも、言い難いところもあったのですが、とても楽しかったです。またお話したいです」というご感想を頂きました。

 

また、お父様からは「親としてもこんな機会はなかったので、隣でヒヤヒヤ、ビクビクしながら聞いていました。無事に終えることができてホッとしています」と正直な親心をお話くださいました。

 

今回、紗季さんのお友達や、同世代のダウン症のあるご本人が沢山オンラインで入ってきてくれたことも、とても新鮮で嬉しい発見でした。

 

こうして当事者が、本人の言葉でもっともっと話をしたり、当事者の意見を自然なカタチで、世の中に発信していく場所をこれからも作っていきたいと思います。

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