■(お母様に向けてのインタビュー)カロリーナさんはどんなお子さんでしたか?子育てにおいて大事にしたことがあれば教えてください。
お母様:『スペシャル(特別な子)です。あまり知られていませんが、ダウン症のある子どもは、沢山のものを持っていることを知っている。子育てでは、他の子たちと同じように育てました。イタリアはインクルーシブ教育なので学校でも通常の子たちと一緒に育ちました。』
と、このお母様にしてカロリーナさん有りと頷けるほど、終始とても明るく笑顔で嬉しそうにお話し下さったことがとても印象的でした。
■学校生活を振り返ってみて、いかがでしたか?
カロリーナさん:『楽しい学校生活でした。先生や同級生の友だちも協力的で、自分に何ができるのか探ることができました』
■日本の皆さんへのメッセージ
『自分自身を大切に、常に自分らしくあることが大事です。』
と、最後まで力強いメッセージを送って下さったカロリーナさん。
まさに映画「わたしはダフネ」が表現していることのように思いました。
そして、状況が許せば日本にも行きたいと話してくださいました。
この映画が、新型ウィルスの影響で、1年以上の公開延期を経て、上映が実現したように、是非いつの日か、カロリーナさんやご両親、監督にも日本にお越し頂きたいなと思います。
とてもチャーミングで、映画と同様に、実際にも赤い髪の毛がとても良くお似合いだったカロリーナさん。美容室にも通い、美容やお洒落にも気を遣っているとのことで、同じダウン症のある年ごろの娘を持つ母親としては、とても希望の持てるお話しでした。
2020年ベルリン国際映画祭でカロリーナさんと出会い、日本にこの素晴らしい映画を持ってきてくださったザジフィルムズ様、特別試写会&トークイベントの機会を設けて下さいましたことにも心より感謝申し上げます。
この映画が一人でも多くの方に届きますように。
アクセプションズ理事・フリーアナウンサー
長谷部真奈見