615日に法政大学ボランティアセンター学生スタッフVSPとアクセプションズ共催による第2弾企画、「オンラインイベント」が開催されました。

昨年12月に開催された第1弾、「ダウン症 X 共生社会ワークショップ」に寄せられたフィードバックをもとに、引き続きダウン症のある方たちへの理解を深めてもらう目的をもった第2弾。

 

当初予定していたイベントは、対面実施ならではのゲームを通したツアー体験型となっていました。ミッションを通してダウン症のある方と学生同士の仲を深め、お互いを知り、楽しむことが目的でした。

しかし緊急事態宣言が延長となり、対面での実施は再考せざるを得なくなりましたが、この目的はオンラインに切り替わっても形を変えて達成できるのではないかと考え、「ゲームを介した会話型イベント」を改めて考案しました。

 

制約のあるイベントにも関わらず、当日はアクセプションズからはダウン症のある方は12名、学生も法政大学、三輪田学園中学校・高等学校、共立女子大学3校から29名参加と大変な盛況となりました。

 

ボランティアセンターの学生メンバーたちの真剣な企画は、導入部やアイスブレイキングなどもよく考えられていて、心優しい学生たちにも促されてダウン症のある方たちは、すっかり没入したようです。

 

ブレイクルームでは34人のグループに分かれて、家の中にあるお気に入りのものをテーマにおしゃべり、全体ルームではみんなで「パプリカ」の大合唱、もちろん振り付き、で盛り上がりました。

次回はぜひ対面で、との声が聞かれました。

開催後アンケート(一部抜粋)

参加者アンケートの集計結果は、参加者の意識の高さもあってかイベント自体の満足度が大変高く、良いイベントだったと評価していただけました。

 

またダウン症のある方に対してふれあいの中から理解を深めてもらうという所期の目的も十分達成できたと感じる回答が大多数でした。

 

ただしオンラインイベント独特の話すタイミング、聞き取りの難しさや、時間帯設定に対する希望などが上がりました。

 

嬉しいことに、これからもさらにダウン症のある方との交流イベントを望む声が大変多く、励まされる思いです。

 

今後も法政大学ボランティアセンターとの協力の下、継続的な交流の機会を企画していきたいと思います。