by acp 2021年12月22日 No Comments Share 11月19日に法政大学ボランティアセンター学生スタッフVSPとアクセプションズ共催による第3弾企画、「キャンパスでミッションツアー」が開催されました。過去2回はコロナの影響によりオンラインでの開催となりましたが、ついについに、大学生のみなさんとお会いしての交流が実現しました!! 主催者レポートを見る 「キャンパスツアー」で大学生とダウン症のある方々が交流! 今回、ダウン症のある参加者と大学生の参加者がチームになり、法政大学市ヶ谷キャンパスの敷地内を巡りミッションをクリアしていく、という企画。法政大学・共立女子大学の学生19名と、10歳〜成人のダウン症のある方10名が参加しました。 まずは簡単な自己紹介の後、チームに分かれてチーム名を決めます。初めは保護者を交えてコミュニケーションをとっていた参加者たちも、チーム名が決まる頃にはすっかり打ち解けていました。参加者同士が話し合い、お互いの共通点や好きなものにちなんだユニークなチーム名をつけることができました。 初めは少し緊張気味でしたが、すぐに仲良くなりました! チーム名が決まったら、早速ミッションツアーがスタート!キャンパス内のポイントを巡って、ミッションをクリアしていきます。 ミッションツアー中は、ダウン症のある方の保護者は同行せず、「LINEオープンチャット」で参加者から送られてくる写真を見て様子を把握します。送られてくる写真はどれも笑顔にあふれて楽しそうなものばかり!ダウン症のある方は、普段、親子で一緒に過ごしがちなため、学生と楽しそうに過ごしているお子さんの写真を見て、子離れのいい機会になったという感想を持つ親御さんもいらっしゃいました。 ゴール後は、黒板で一緒に落書きをしたり、ミッションツアーの感想を言い合って楽しい時間を過ごしました。どの参加者も新しい出会いに目を輝かせている様子が印象的でした。 ミッションの内容は法政大学の魅力が発見できるものになっていました! ダウン症のある方のことをもっと知りたい!というVSPのメンバーの熱い想いによって始まった本企画。第3弾にして、ようやく対面での交流が実現しました。運営スタッフと我々アクセプションズの感激もひとしおでした。以下のアンケート結果に見られるように、参加者の満足度も大変高く、学生にとっても、ダウン症のある方にとっても大変貴重で有意義な体験となりました。このような機会を設けていただいたVSPの皆さん、素敵な笑顔を見せていただいた参加者の皆さんに改めて御礼申し上げます。 VSPの皆さんとは、今後もさまざまな活動に取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞご期待ください! 開催後アンケート 学生による回答(一部抜粋) イベントの感想(一部抜粋)今回のイベントを通して、ダウン症に対する印象が大きく変わりました。イベント参加前は、ダウン症の人との交流を楽しむことは難しいと考えていました。しかし実際、子供達は気持ちを素直に話してくれて、感情表現豊かに楽しんでくれました。また、自由に様々な絵を描く姿に想像力の豊かさも感じました。そして、このような子供達と接する中で、子供達が何を考えているのかを想像し、理解していくことが楽しかったです。今後は先入観を持たず、彼らを理解することに努めたいと思います。企画者として参加していたが幼少期に年下の子供と上手く付き合うことが出来なかった経験から年齢の低い子どもとの交流に苦手意識があった。しかし今回企画に協力していただき何度もZoom上などでお話を伺ったアクセプションズの方のお子様とチームを組むことになりご迷惑をおかけしないか非常に不安だった。しかし本当に可愛らしくて優しい女の子で、幼い子との時間を心の底から楽しい、可愛いと初めて思うことが出来、ダウン症かどうかよりもとても大きい経験を得ることが出来た。本当にありがとうございました。 開催後アンケート 保護者による回答(一部抜粋) 参加者本人のイベントの感想(一部抜粋)とても楽しかったです。心ちゃんTVとよんでもらえてうれしかったです。 (学食で)みんなでごはん食べたかったです。大学は広くていい感じですね。さくらなさんも、ありささんもステキな女子でまた遊びたいです。すごく楽しかったです。また行きたい! ハートチーム最高!お姉さん達がやさしくて楽しかった‼️また来たい‼️明日来たい‼️がんばった~楽しかった❤️楽しかった。また行きたい探検が楽しかった学生さんと交流でき、一緒にミッションをやり遂げられて楽しかった大学生のお姉さんたちに遊んでもらえて面白かったミッションが全部クリアできなかったけど、まあいっかと思ったいっぱい歩いて疲れたまたお姉さんたちに会いたい 参加者の保護者のイベントの感想(一部抜粋)世間が思っているダウン症のある人たちのイメージを、少しでも身近なものにできたらと常々思っていました。それはこちらが遠いと無意識に感じていたからだと気づかされます。 本当に素敵な学生の皆様が、ダウン症のある人たちに興味を持ってもらえるチャンスは多くありません。それが今回、学生の方からの提言で実現したことにとても感動します。人は誰しも生まれ持って与えられた素質の中で生きていきます。その素質の1つがダウン症であると捉えていただけたらこんなに嬉しいことはありません。親と離れて回っていたので様子が気になるところですが「子離れ」という点では私にとってもありがたい経験でした。一緒にいれば私に頼りたくなるだろうし、私もすぐに口出したくなるので。。。チームの学生さんが紙とペンを別途用意してくれて、絵しりとりをしていたのですが、親も見たことのない細かいラッコの絵を描いたり新たな一面を引き出していただきました。チーム名を文字に書いてどっちにする?と聞いてくれたり、コミュニケーション力にびっくりしました。事前にノウハウを学んでいたのかな?と思いました。 ゲームがはじまってからは親はよい意味で何もすることがなく、とにかく送られてくる写真の様子が可愛くて素敵で、ずっとワクワクしながら眺めていました。改めて感じたのは、親が思う以上に子どもたちは自分の意思を持ち歩いていけるという事です。大学という場所に行くことが人生の中でほとんどないダウン症のある彼らにとって、今回はどれほど心躍る体験だったか、親としても忘れられない日となりました。 前回の開催レポート