Down’s Innovations Vol.32 障がいのある子どもの将来を考えるシリーズ「障がいのある子と家族のための遺言」Part 2

12月5日(日)【「障がいのある子と家族のための遺言」 Part 2】をオンラインにて開催しました

アクセプションズの長谷部です。
2021年12月5日(日)、障がいのある子どもの将来を考えるシリーズ第5弾「障がいのある子と家族のための遺言 Part2」を開催いたしました。
 
前回に引き続き、一般社団法人あしたパートナーズ代表理事の伊藤良太弁護士を講師にお迎えし、実践編として、遺言の種類やそれぞれのメリットとデメリット、実際の事例をご紹介いただきながらのあっという間の2時間でした。
 
前回の内容を踏まえて以下、お話の中からいくつか抜粋してご紹介させていただきます。
 
■遺言を事前に作ることで、遺産分割協議を回避できるため、知的障がいのある子どもにとって遺言は重要である
 
■障がいのある子は、遺産分割のために特別な手続きが必要になるが、遺言があれば不要になり、手続きを代わりに行ってくれる人を遺言で指定することもできる
 
■父親がなくなったら「全部、母親に残す」と、母親がなくなったら「全部、父親に残す」と遺言に書いておくことで、どちらかに万が一が起きた際、その後のことを考える時間を稼ぐことが出来るようになる
 
■障がいのある子に将来、後見人がついたら「遺留分の権利(侵害)を主張してくる」と考えて備えをしておく必要がある
 
 
参加者の皆様からは、
「遺言が身近に感じた」
「障害のある子どもがいるからこそ遺言は大事ですね。」
「シンプルな遺言書で良いことがわかり、早速実行したいと思いました。」
「遺言書の具体的な書き方と注意点が分かり、とても勉強になりました。」
 
など、多くの感想が寄せられました。
今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
この「障がいのある子どもの将来を考えるシリーズ」、来年からは第6弾として「当事者との対話」がスタートします!
 
ダウン症のある方ご本人が、仕事やプライベートをどのように過ごしているのかをご自身の言葉で自由にお話いただく場を企画いたしました。
 
第一回のゲストは、リオパラリンピック、そして東京パラリンピックにご出演された峰尾紗季さんをお迎えし、普段のお仕事のこと、余暇の過ごし方などお伺いします。
ぜひ皆様からのご質問や聞いてみたいことなどもお待ちしています!