by acp 2022年11月29日 No Comments Share 法政大学“ダウン症企画”×アクセプションズ 文化祭イベントレポート アクセプションズ岡崎です。 シリーズとして開催してきた法政大学 VSP(ボランティア支援プロジェクト)の「ダウン症企画」、10月と11月の二回に渡って「当事者」と学生の皆さんの触れ合うイベントを開催しました。 これまでの企画はこちら まずは10月6日に、オンラインで学生の皆さんとダウン症のある当事者の皆さんとのオンラインセッションを開催しました。 ZOOMでブレイクアウトルームに分かれ、学生も当事者の皆さんも楽しい時間を過ごすことが出来ました。 お互い最初は少し緊張していたものの、自己紹介やチーム名についての相談を通じて徐々にリラックスしていきました。その後連想ゲームなどを通じてコミュニケーションを深めることが出来ました。 学生の皆さんからのアンケートでは元気な子がいれば、おとなしい子もいて、ダウン症という名前がついているだけで、私たちと大きな違いはない苦手なことが多いだけで、人前で話すのが苦手なだけな自分と変わらないなど、これまでの認識とは違った発見があったという感想が目を惹きました。 そして11月3日は法政大学の文化祭にて、対面での学園祭ツアーイベントを実施。当事者1名、学生2名の3人一組のグループに分かれ、1時間ほど学園祭を楽しみました。 当日は専用のLINEのオープンチャットを作成し、リアルタイムでそれぞれの様子が分かり、当事者の皆さんが保護者と離れても安心してもらえる仕組みが工夫されていました。 事後のアンケートの感想では歩くスピードとか話し方とかを意識しないといけないことが分かった想像以上にたくさん会話ができました。普段のこと、ハマってることも、たくさん教えてくれました。ダウン症の子ども達はとても純粋で素直でとても可愛かったです。短いと感じるくらい充実した時間でした。 今までダウン症を持つ方と関わったことが無かったので、最初は緊張しましたが、想像以上にテンポよく会話ができたり、冗談を言ってくれたりと打ち解けることができました。 といった意見があり、学生の皆さんも楽しんでくれたようでした。 また学生の皆さんが学んだこと、考えたこととしては思っていたよりもコミュニケーションが取れることがわかった。思っているよりもコミュニケーションの壁はないということがわかった。子ども達は純粋で素直であり、とても明るい性格で障がいを持っていない子ども達と変わらないと学んだ。ゆえに、分け隔てなく接することが大切だと感じ、これからもそのように行動しようと考える。ダウン症というだけで特別意識を持っていたが、それはあくまで個性なのだと実感しました。短い時間の中でもたくさん話してくれたので知ることが出来たし、冗談を言い合えた時間が楽しかったです。といった、新しい気づきがあった感想がありました。 参加した当事者の保護者の皆様からの感想としては以下のようなものがありました。大学の学園祭、という非日常な状況で交流するというのは、ある意味本人たちの素直なところが出てよかったのではないかと思う。 本来であれば娘が体験することのないであろう大学の学園祭にご招待いただき、大変ありがたく思いました。帰宅後に母親に写真を見せながら自慢げに報告をしておりました。 学生の皆さんがダウン症のある子たちに興味を持ってくださっていることに本当に感謝です。実際に回って本当に楽しそうにしていました。 このような活動を通じて学生の皆さんがダウン症のある方にたいしての新しい認識をしてくれることや、理解を深めてくれることはとても有意義です。また当事者たちにとっても、新鮮な刺激になり、とてもよいイベントでした。 法政大学VSPの皆様とは今後もこのようなコラボレーションイベントを企画・実施していきたいと思います。 1組目集合写真 2組目集合写真 アンケート結果【10月6日 オンライン交流会】 学生の皆さんの参加理由 学生の皆さんの満足度 当事者の保護者の満足度 【11月3日 文化祭イベント】 参加者内訳【学生側】 イベント参加理由 満足度(学生) 満足度(当事者&家族)