6月13日の法政大学ダウン症企画ワークショップ報告

アクセプションズの古市です。

2024年6月13日、法政大学VSP(ボランティアセンター)とアクセプションズの共同企画として、「ダウン症について考えるワークショップ」が開催されました。このイベントは、2021年度から継続して行われている企画で、今回初めて対面とオンラインのハイブリッド形式で実施されました


ワークショップの概要

  • 日時: 6月13日(木)5限(16:50~18:30)

  • 形式: 対面とZoomの併用

  • 対象: 法政大学および他大学の学生、高校生

  • 参加人数: 20~30人

  • 場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス外壕校舎


タイムスケジュール

  1. オープニング (5分)

  2. 映像視聴「僕の髪が青色だったら」 (15分 )https://youtu.be/Wm9oAN8o9SQ?si=45Qfmj1P-nnS5OOQ

  3. アクセプションズから動画への補足説明 (5分)

  4. ディスカッション (20分)

  5. 発表 (各班5分 × 5班、計25分)

  6. フィードバック (3人×5分+α、計20分)

  7. 写真撮影、お開き (10分)

このワークショップには法政大学をはじめとする他大学の学生や高校生も参加し、ダウン症について深く学び、理解を深める機会となりました。対面の良さとオンラインの利便性の両方を実感できる素晴らしい内容で、学生たちが自ら考え行動し、対話を重視する姿勢が印象的でした。

参加者たちはダウン症を中心に学び、議論し、考える有意義な時間を過ごしました。特に、大学生や高校生のダウン症への関心は非常に真摯で、時には学生だからこその容赦ない疑問や意見を投げかけてくれました。障害とは何か、共生社会とは何かを考えることができる本企画は、未来を創る若者たちにとっても私たちにとってもとても重要です。

アンケート結果からも、多くの参加者が自身の認識を深め、新たな視点を得ることができたことがわかります。これからも、このような企画を通じて、若者たちが障害についての理解を深め、社会に出て共生社会の実現に向けて行動を起こし、日本を少しずつでも変えていってくれることを期待しています。


アンケート結果

参加大学:

  • 法政大学: 8名

  • 共立女子大学: 2名

  • 明治大学: 2名

  • 関西大学: 1名

  • 三輪田学園

参加理由:

  • ダウン症の方々についての認識を深め、どのように行動すべきか話し合いたい。

  • ダウン症の方との楽しい関わり方を知りたい。

  • 自分に何ができるかを知りたい。

  • ダウン症の方が困った時に周りの人はどう対応すべきか。

  • 注意やお願いを聞いてもらえない時の対応方法を知りたい(ボランティアサークルでの経験)。

  • ダウン症の子どもの教育について知りたい。

  • 実際にどのようにコミュニケーションをとれば良いかを知りたい。

感想:

  • 自分の行動や考えを振り返る良い機会になった。

  • グループワークを通して、自分事として捉えられた。

  • 初参加でも主催者側のサポートで発言しやすかった。

  • 当事者の話を聞くことで先入観に気付けた。

  • 新しい視点に気づけた。

  • 初参加で貴重な話を聞けた。

  • 意見を出しやすくするアドバイスをもらえた。

  • 貴重な体験談を聞けた。

  • 実際に交流する機会が得られたことが良かった。

  • ダウン症の方との対等な関係の重要性を学んだ。

  • ダウン症についての認識を深め、他者との関わりについて考える良い機会になった。

学んだこと:

  • ダウン症と一括りにせず、個々の特性に合わせた対応が大切。

  • 言葉の表現が苦手な場合、他の表現方法を使うことが有効。

  • 平等に接し、対等な関係でコミュニケーションをとることの重要性。

  • 自己の成長を含めた社会勉強の必要性。

  • ダウン症の方に対する助け方についての認識の見直し。

  • 普段から他者との関わりにおいて今回学んだ対応を実践する重要性

  • ダウン症の方との対等な関係を築くための具体的な方法。

  • 交流の機会を増やし、ダウン症の方の経験を共有する重要性。

さらに学びたいこと・やりたいこと:

  • ダウン症の当事者との関わり。

  • 壁をなくし、様々な方と接する機会を持つこと。

  • ダウン症のお子さんのいる家族のエピソードを聞くこと。

  • ヘルプマークについての知識を深めること。

  • 他の障がいやマイノリティーについても学ぶこと。

  • ダウン症の子どもが学校で困っていることを知ること。

  • 実際にダウン症の方と触れ合い、対等に関わることができるかを試すこと。