• 染色体とDNA
  • ・人の体は、1個の卵子と精子が結合した受精卵からできています。この1個の細胞が分裂を繰り返し、結果約60兆個 の細胞になり成人の体が出来ています。体中のどの細胞をも(60兆個全て)遺伝情報 は同じです。このそれぞれの細胞の中には、核と呼ばれるものがあり、その核の中に46本の染色体があります。このそれぞれ一本の染色体が一本のDNAとなっています。このDNAの部分部分には塩基と呼ばれる様々な種類のタンパク質を作る暗号が並んでいます。

  • 生命の設計図としてのDNA
  • ・DNAは生命の設計図と例えられており、これはDNAの塩基配列がタンパク質のアミノ酸配列に対応しており、生命現象の大部分はタンパク質が担っているため「タンパク質の設計図」=「生命の設計図」となり、人間の体を形成していきます。

  • 21本目の染色体
  • ・ダウン症は、21番染色体が1本過剰で3本ある事が原因となります。このため医学的にはダウン症の事を21 トリソミー(トリというのは3のこと)と言います。このトリソミーという現象は、どの染色体についても起こりえますが、21番染色体は最も小さい染色体のため、それに乗っている遺伝情報も少なく遺伝情報のアンバランスを引き起こすことも少なく、そのためうまく生まれて来る頻度が高いと言われています。

    他の染色体トリソミーは、胎児がうまく育たず高頻度に流産となります。21トリソミーでも、70~80%の胎児は生まれて来れません。従ってダウン症として生まれてきた赤ちゃんは、他の遺伝子がよい状態で働きすごく生命力が強かったか、お母さんが妊娠時に身体ケアを十分に気を付けており母体の状態が良かったと思われます。