2015年4月、横浜でチャリティウォークが開催されます。ヨコハマプロジェクト発足のきっかけは、ダウン症のある方々との出会い、そして、ダウン症をはじめとする多様性に関心のある仲間との出会いでした。

第1回となる横浜のチャリティウォークはどのように開催されるのか。
アクセプションズの黒木が主催者であるヨコハマプロジェクトの近藤寛子さんに伺いました。

ヨコハマプロジェクト公式サイト
http://yokohamapj.org/


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黒木:今回、アクセプションズのメンバーである近藤さんがなぜ横浜でチャリティウォークを開催しようと思ったのでしょうか?

近藤:昨年のバディウォーク@東京の直後に地元横浜で(当事者の親ではない人も含めた)ママ交流会があり、そこで、「バディウォークが必要な理由や、実際に運営することの楽しさ」を語りました。すると、参加ママ数名から、「なぜ横浜でやらないの?ダウン症のある子どもや家族と接する機会は、まだ十分にあるわけじゃないと思う。だからバディウオークをやることに意味があるんじゃないの。やるなら、協力するよ」と言われたのがきっかけです。バディウォークもそうですがどんなイベントも、一人では実現することができません。友人に背中を押されたことが、きっかけとなり、今回の開催につながったのです。

黒木:当事者の親ではない方から提案があったのは興味深いですね。

近藤:友人の話に、見事に乗った背景についても、少しお話させていただきす。開催地である横浜市は、平成24年の「子ども・子育て関連3法」改正に伴い、今年度から自治体の施策拡充を検討しています。「障がいのある子どもへの支援施策がどう変わるのか」と関心を持つ友人同士で話すうちに、市民からも具体性のある施策を提言したり、市にとって参照可能となる取り組み事例を提示したい、と思うようになりました。そして、「障がいのある人の能力を知ってもらう」というバディウォークが、「安心して子育てできる自治体」にフィットすると考えたのです。バディウォークを開くことで、もしかしたら、自分たちの住むところでも、障がいのある子育てがもっとしやすくなるんじゃないか、と思いから、`Think globally, act locally (グローバルに物事をとらえ、そして地域で実行する)`の精神で、まずはやってみようと、活動開始することにしました。

黒木:`Think globally, act locally`は素晴らしいキーワードですね。

近藤:開催場所は横浜になりますが、私たちは横浜での活動を、ほかの地域や国の方にも参照していただけるものになるよう目指しています。はじめてのイベントですから、多くのことが試行錯誤しながら進んでいます。この試行錯誤ぶりをみていただき、よいと思うところは、どんどん取り入れていただき、また、イマイチなところは、教訓にしていただきたいとの思いでいます。ヨコハマプロジェクトという団体名「横浜」をカタカナ表記にしているのも、地域発祥でありながら、より開かれた活動を志向することを意味しています。

黒木:おそらく皆さん気になっていると思いますが、バディウォークではなくチャリティウォークにしたのはなぜでしょう?

近藤:2つの理由があります。最初アクセプションズのバディウォークをほぼそのまま横浜で開催することを考えていました。マネするということです。先行事例をそのまま転用することで、もっとも効率的に実施できますし、なにより、東京のバディウォークにはそれだけの魅力があります。そこで、イベント開催を決めるや否やすぐに、全米ダウン症協会へBuddy Walkライセンス使用を申請しました。去年の12月のことです。ところが、2015年のバディウォーク受付がまだ始まっていなかったのです。いくら待っても、受付開始の様子がなく、開催日までの残り日数がどんどん短くなり焦りが募りました。

黒木:それは焦りますよね。

近藤:そこで私たちは、「イベントを通じてなにを実現したいのか」について議論を行いました。「ダウン症のある人の特性や能力を理解してもらうこと」だとしたら、それは一体だれに対してなのか。なぜダウン症のある人だけを取り上げるのか、についてです。議論を重ねた結果、わたしたちが目指すのは、「ダウン症のある人の能力を誰かに理解してもらうこと」だけでなく、「多様性の一つであるダウン症のある人、ない人が互いを認め合うこと」だという考えに至りました。

黒木:なるほど。「バディウォーク」をやることの理由を深堀りし、横浜で開催することの意義、その議論を重ねたわけですね。

近藤:バディウォーク名義申請が停滞する一方、「多様性を気軽に体験できる場になるよう」検討を進める過程で、私たちは「チャリティウォーク」という名称を採用することを決めました。 名称変更は、私たちに降りかかった最初、そして思いがけない大問題でした。後援してくださる団体様や、イベントを楽しみにされている方々にご心配とご迷惑をおかけしましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。

黒木:みなさん、期待の方が強いと思いますよ。参加者の方にメッセージをお願いします!

近藤:ヨコハマプロジェクトでは、チャリティウォークイベントの準備を、プロジェクト型で進めています。会の中心メンバーは6人ですが、その何倍もの方から協力、支援していただきながら、必要な各作業(タスク)を進めています。その一部をご紹介いします。

・ダウン症のあるお子さんやご家族の方々にとって、
当日、より多くの家族と出会い、交流していただけるために、私たちができる工夫を企画するタスク
・遠くから参加される方にとって、
横浜をよりエンジョイできるために、観光プランを考えるタスク
・赤ちゃんをお連れの方々にとって、
公園内でも授乳やおむつ替えなどスムーズにできるよう、私たちがどんな配慮をできるかを考えるタスク
・当事者間でもあまり知られていないダウン症のある方の能力に、もっともっと気づくための機会を準備するタスク
・参加者の皆様にとって、チャリティウォークをもっともっと楽しんでもらうために、どんな企画を組み合わせるべきかを考えるタスク
・当日参加が難しい方にとって、チャリティウォークとつながる企画

などです。たくさんの方々に、今回の山下公園でのチャリティウォークにご参画いただくことで、「一緒に歩き、一緒に笑う」イベントを実現したいと関係者一同願っています。
皆様のご来場をお待ちしています。

黒木:ますます楽しみになりました!心地よい潮風に乗って、いろんな笑顔に出会えるといいですね!

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